弔いあげ
3月26日(月)、東日本大震災で亡くなった無縁仏さんの「弔いあげ」をしてきました。場所は、仙台市の葛岡墓苑事務所。ここに6柱の無縁仏さんが安置されてあります。
「北海道東北臨床宗教師会」では、前身である「心の相談室」のころから(つまり震災直後から)、ここに安置された身元の分からない犠牲者の霊をなぐさめてきました。しかし、現在管理されている御遺骨の今後の推移が不明確なこともあり、震災7年目の区切りを以て、当会事業としては終了することを、役員会にて決定いたしました。
この日は、金田諦応会長を筆頭に11名の宗教者が集まりました。
午後2時半、金田師が導師となって曹洞宗宗侶の読経、続いて古林俊晃師が導師となって浄土宗/時宗宗侶の読経、最後はキリスト教プロテスタント(日本ナザレン教団)の阿部頌榮師がお祈りを捧げました。
阿部師は、毎月11日の月命日には欠かさず訪れてお祈りを捧げてきました。その阿部師が7年間を振り返り、「ここでお祈りを捧げることによって、他所にもある全ての無縁の霊に思いを馳せていたような気がします」と感想を述べたことが印象的でした。